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(3)想定結果
1)発生・集中交通量(分布交通量)の予測
『4段階推定法』では、発生・集中交通量から分布(流動)パターンを加味して分布交通量を予測するものであるが、前述のとおり対象とするODをバンコクに限定したことから、本調査では発生・集中交通量の予測において、同時に分布交通量も予測することとなる。
想定年次における発生・集中交通量は、1995年のゾーン別の発生・集中交通量をもとに予測した。ここでは、発生・集中交通量の変動は各ゾーンにおける人口変動と相関が高いと考え、ゾーン別の発生・集中交通量の増加率は各ゾーンの人口増加率から推計するものと仮定した。なお、将来の人口については、運輸通信省の予測によった。
(表5・5−3)には、発生・集中交通量の予測結果を示す。想定する対象地域全体の発生・集中交通量は、2003年において1995年の約1.1倍になるものと予測された。これは、年平均約1.2%の増加率に相当する。

 

表5・5−3 発生・集中交通量(分布交通量)の予測結果 [単位:人/日]

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【記事】1.各ゾーンともBMR(バンコク首都圏ゾーン)との交通量をあらわす。
2.「2003/1995」の欄は、1995年から2003年までの増加率を示す。なお、カッコ内は年平均の増加率を示す。

 

 

 

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